スマホ中毒

レッスンの生徒さんから電話。
「すいません、反対の出口から出ちゃって、いつもスマホに地図入れてるんですけど、なぜか動かなくて・・・」
口頭説明して無事到着。
「ちゃんと地図に場所入れてるんですけどねえ・・・」
スマホが思うように働いてくれなかったことに不満そう。
いやいや、どこの出口だろうと、ちょっと距離が長くなっただけで、通って来た道は同じですよ。
てか、歩きスマホは邪魔だからやめれ。
のろのろ歩きいたり、人混みで急に立ち止まったり。
ムカつくったらないわあ。

友人と歩いていた時のこと。
スマホをにぎりしめて、30秒毎くらい？ひっきりなしにチェックする彼女。
「一本道なんだから、そんないちいち見なくていいから」
「あと何分くらいで着くか見ようと思って」
目的地まではたったの1kmだし、かなり時間に余裕みて出て来たっての。
「十分間に合うから。歩きスマホは嫌いだから、それ以上見るならぶつかりに行くよ」
軽く脅して（笑）、しまってもらう。
その途端に、
「あ、なんかカワイイお店が！」
ほーらほら、ちゃんと景色を見て歩くと、そういう発見とかもあるんだよーだ。
その後、目的の用事は終了、アルタと紀伊國屋書店に寄り道しつつ、新宿南口から新宿三丁目駅まで地下を移動。
「よく何も見ないで歩けるね！」
と、関心する彼女。
いやいや、あんたがスマホに頼りすぎなだけ。
都心の地下道だよ、そこら中にこれでもかって案内出てまっせ。

また別の友人とのこと。
徹夜で朦朧としつつ駅に着くと、
「携帯がない！」
早く帰って寝たいのに、めんどくせえなあ。
来た道を戻ってみるけど見つからず、駅前の交番へ。
「携帯の落し物はね、ものすごーーーーーく多いんだよ」
淡々と手際よく書類記入していくおまわりさん。
すんませんねえー。
「これ受理番号。受け取る時に必要だから控えておいて」
「ハイ」
と、言いながら、その番号を入力しようと携帯を探す友人。
あほですか。

みんなスマホに頼りすぎっ。
スマホがなかった時代（って、つい最近じゃん）、予め地図を覚えておくとかメモするとか、普通のことだったというに。
スマホが人間をどんどんダメにするのだわ。
と、いまだにスマホへの機種変更を拒否している私は日々毒を吐くのであった。
ψ（｀▽´）ψ